LGBTQ+とファッションの関係性

ファッション

LGBTQ+とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィアなど、性的指向や性自認において多様性を持つ人々の総称です。ファッションとは、服や髪型、メイクなど、自分の身体や外見を装飾する方法やスタイルです。

LGBTQ+とファッションはどのように関係しているのでしょうか? この記事では、以下の3つの観点から考えてみます。

  • ファッションはLGBTQ+のアイデンティティや表現の手段である
  • ファッションはLGBTQ+の社会的な課題や差別に影響する
  • ファッションはLGBTQ+の多様性やインクルージョンを促進する

ファッションはLGBTQ+のアイデンティティや表現の手段である

LGBTQ+の人々は、自分がどのような性的指向や性自認を持っているか、それをどう伝えたいか、ということについて様々な思いや悩みを抱えています。ファッションは、そうした思いや悩みを表現する手段として使われることがあります。

例えば、トランスジェンダーの人々は、自分が生まれた時に割り当てられた性別(出生時性別)とは異なる性別(自認性別)に属すると感じています。

そのため、自認性別に合わせた服装や髪型などをすることで、自分らしさを表現したり、周囲に自分の性別を伝えたりすることがあります。

また、ジェンダー・クィアの人々は、「男らしさ」や「女らしさ」というジェンダー規範に縛られずに自由に表現したいと考えています。そのため、青い口紅を塗ったり、フェイスペイントをしたり、メンズに見えるレディースで服をそろえたりと、少し風変わりなファッションを楽しんだりすることがあります。

このように、ファッションはLGBTQ+の人々にとって、自分のアイデンティティや表現の手段であると言えます。

ファッションはLGBTQ+の社会的な課題や差別に影響する

一方で、ファッションはLGBTQ+の人々が直面する社会的な課題や差別にも影響することがあります。

例えば、トランスジェンダーの人々は、自認性別に合わせた服装や髪型などをすることで、周囲から奇異な目で見られたり、暴言や暴力を受けたりすることがあります。

また、トイレや更衣室などの性別区分された空間において、自分のファッションが他者の視線や反応に影響されることもあります。

また、ルッキズムという言葉があります。

これは、外見の美しさや見た目によって人を判断したり、差別したりすることを指します。 LGBTQ+の人々は、ルッキズムの影響を受けやすいと言われています。

例えば、ゲイの男性は「筋肉質であること」や「若く見えること」などが美しさの基準とされることがあります。 また、レズビアンの女性は「男っぽい服装をすること」や「髪を短くすること」などがジェンダー規範に反するとされることがあります。

このように、ファッションはLGBTQ+の人々が社会的な課題や差別に影響される要因にもなり得ると言えます。

ファッションはLGBTQ+の多様性やインクルージョンを促進する

しかし、ファッションはLGBTQ+の人々にとってネガティブなものだけではありません。 ファッションはLGBTQ+の多様性やインクルージョン(包摂)を促進する役割も果たすことができます。

例えば、プライドパレードというイベントがあります。

これは、LGBTQ+の人々が自分らしく生きる権利や尊厳を主張するために行われる行進や祭典です。 プライドパレードでは、参加者が虹色の旗や服飾品などを身に着けて、自分のアイデンティティや表現を楽しみます。 これは、LGBTQ+の人々が自分らしさを誇りに思うことや、仲間意識を高めることにつながります。

また、ファッション業界においても、LGBTQ+の多様性やインクルージョンを推進する動きが見られます。

例えば、ユニクロは、「性的指向や性自認における多様性を尊重し、誰もが働きやすい環境づくりに努めています」という方針を掲げています。 同社では、同性パートナーがいる場合に福利厚生を受けられる制度や、LGBTQ+に関する理解を深める研修や啓発活動などを実施しています。

ファッションブランドのLoverboyやAMIなどは、LGBTQ+のカップルを起用したキャンペーンを展開したり、

https://uk.fashionnetwork.com/news/Charles-jeffrey-loverboy-has-a-fashion-moment,837270.html
https://www.theguardian.com/fashion/2018/jun/11/boys-girls-charles-jeffrey-loverboy-london-fashion-week-men-gender-fluid

ラッパーのBad Bunny(バッド・バニー)がピンクのミニドレスとサンダルをまとったビジュアルを披露したりと、ジェンダーにとらわれないファッションを提案したりしています。

https://www.thecut.com/2022/02/bad-bunny-bares-all-in-jacquemus-fashion-campaign.html

このように、ファッションはLGBTQ+の多様性やインクルージョンを促進する可能性も持っていると言えます。

まとめ

LGBTQ+とファッションは、密接に関係しています。 ファッションは、LGBTQ+の人々にとって、自分のアイデンティティや表現の手段であると同時に、社会的な課題や差別に影響される要因でもあります。 しかし、ファッションは、LGBTQ+の多様性やインクルージョンを促進する役割も果たすことができます。

LGBTQ+の人々は、自分らしく生きる権利や尊厳を求めています。

ファッションは、そのような人々の声を聞き、理解し、応援することができるツールの一つです!

ファッションを通して、LGBTQ+の人々の多様性やインクルージョンを支える社会を目指しましょう。

参考文献

LGBTQ+とは? | ヒューマンライツウォッチ

LGBTQ+の人々が抱える心理的な問題 | カウンセリング・サポート・センター  

トランスジェンダーの服装に関する調査報告書 | NPO法人トランスジェンダー支援センター

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